日本人メジャーリーガーの活躍が当たり前(?)になっている現在ですが、一昔前は夢物語のような話だったと思います。
そんな時代に、様々な逆風をものともせずにメジャーリーグに乗り込み、結果を出した男、野茂英雄さん。
たくましき男。野太き開拓者。漢(おとこ)。野茂英雄さん。
その野茂英雄さんが絶大なる信頼を寄せていたコンディショニングトレーナー、立花龍司さん。
(海外・メジャーリーグの最新理論を学び続け、日本式の弊害ある理不尽練習から選手を守り、向上のサポートをし続けた、こちらも先駆者。)
そんな立花龍司さんがスポーツ雑誌でおすすめしてくれていたのが、今回ご紹介する映画「タイタンズを忘れない」。
野茂英雄→立花龍司→「タイタンズを忘れない」
私としては「だったら観るしかない」という三段論法的導かれ方でした(笑)
この映画、「実話が元になっている」というのがすごいです。
アメフトの映画です。私、アメフトのルールはあまりわかりませんが、それは気になりませんでした。
アメリカの人種差別の問題も描かれています。
私はそれについて語れるような見識は持ち合わせていませんが、世界のいたるところで差別や分断が強まっている感がある今の世の中で、人と人とが(壁の「こちら」と「あちら」にいたような者同士が)この映画のようにこんなに理想的に歩み寄る・分かり合うのは、もう無理なのではないかとも思えます。
私は「今『自分と違う側』にいる人たち」とわかりあえるのだろうか。自信はありません。
でも、この映画が「実話が元になっている」ということに、励まされる思いがします。