こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

伊坂幸太郎「PK」

伊坂幸太郎さんの小説、十数年ほど前にかなりはまりました。
その時図書館にあったものは、ほとんど全て読みました。

「PK」伊坂幸太郎さん
これは最近初めて読みました。

私の頭では各編のつながりや時系列がきちんと把握できず、ちょっと消化不良でしたが、それは私のおつむの問題であって、作品側のせいではありません(^^;
でも、おもしろかったですよ。

作中で引用されていた心理学者の言葉。

「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」

これが胸に残りました。

三篇で構成されていましたが、最終の三篇目で私が大嫌いな虫が重要な役どころで扱われます。
虫が大嫌いな人は読まない方がいいと思います。三篇目を読まなくても十分面白かったので、三篇目は読まなくても・・・というのは作者さんに失礼ですね(^^;

今回読んだ「PK」よりは、十数年前に読んだものや、去年読んだ「死神の浮力」「アイネクライネナハトムジーク」「逆ソクラテス」の方が印象深かったかもしれません。(私にとっては、ですが。)
この3作、面白かったです。

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話は変わりますが。
伊坂幸太郎さんといえば、仙台を愛する方。

同じく仙台を愛するのはサンドウィッチマンさん。私、NHKの「病院ラジオ」、欠かさず観ています。心に沁み入る番組です。
そのサンドウィッチマン伊達みきおさんは、コロナ禍初期に自身のオフィシャルブログで「有事なんだから。国民全員が納得する策なんて難しいし、きっと・・・ない。文句が止まらない方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員になって総理大臣になればいい。(後略)」というようなことをおっしゃっていたそうです。
「国のトップの方々も最善を尽くしてくれているのだろうから」という思いで、普段通りのお人柄の良さが表れているとは思います。思うのですが、私としてはそれはちょっと同意はできないコメントだったように思います。下々の一国民だって、それぞれの立場で意見くらいあっていいですよね(^^;

仙台を愛するサンドウィッチマンさんとしては、東日本大震災の時の民主党の対応でアンチ民主党なのかなと思ったのですが、2017年には、ご自身たちのラジオ番組に「東北にゆかりがある人物」ということで小沢一郎氏を招いていたことを数日前に知りました。(サンドウィッチマンさんの意向ではなく、番組側が決めたことかもしれませんが・・・)

www.nikkan-gendai.com

日本の芸能人さんは、「サブ」(と言っては失礼にあたるのかもしれませんが、メインどころのど真ん中ではないところ)でのびのび活動なさっている方が、自公政権について批判や不満を表明しているのはよく見かけますが、「メインどころのど真ん中」にいる方々は、ほとんど政権批判的なことは言ってくれませんね・・・。宮崎駿さんくらいですかね?
梅沢富美男さんや坂上忍さんに「俺はメインじゃないのか?!」と言われたら困りますが(汗)

梅沢富美男さんは普段あれだけ「おかしいことはおかしい!」と言ってくれている方なので、サントリーが「桜を見る会 前夜祭」にお酒を無償提供した件(同業他社は「ちょっと考えられない」としたあの件)。それに異を唱える形で「サントリー こだわり酒場 レモンサワー」のCM、(契約期間中の降板は難しかったかもしれませんが)次は契約を更新せずに卒業なさるのでは・・・と思っています。そうであれば、自公政権に疑問を感じている庶民からすると「梅沢富美男株」はさらに上がると思います。(個人の感想です)(このへんについて、後日追記あります。)

人気者中の人気者のような方々が「今の自公政権はおかしい」ともっと言ってくだされば、私のような臆病な一市民が超絶的にびびりながらこんなブログ投稿をしなくても済むのにな・・・とそんなことは思います。

伊坂幸太郎さんは東日本大震災後の民主党の対応のこともあってアンチ民主党(系)なのでしょうか。
それとも、「今の自公政権はおかしい」派でしょうか。
ネット検索ではわかりませんでした。

伊坂幸太郎さんにもお立場やお考えがあると思いますので、伊坂幸太郎さんでなくてもいいので、発信力のある方の中に、自公政権電通に忖度する必要がなく「今の自公政権はおかしい」と思っている方がいらっしゃれば、もっと声をあげていただけたら大変うれしく思います。

 

後日追記:(2023年3月13日)
梅沢富美男さんがサントリーのCMを受けるか受けないかは梅沢富美男さんの自由ですよね。(色々事情もあるかもしれませんし・・・。)
すみませんでした。
もし梅沢富美男さんがサントリーに「ダメじゃないですか!」って言ってくれたら、私としては「さすが兄貴!!付いていきますぜ!!」と、そう思えた。そう思いたかった。
そういう私個人の思いの押し付けで、ちょっと強めな失礼な表現だったかもしれないこと、お詫びします。

 

後日追記:(2023年4月22日)
プロの作家さんにおかれましては、作家さんによっては「作家は自分の考えは作品の中で表せばいいのだ。むしろ、自分としては『そうあるべきだ』とも考える」という、そういうポリシーの方もいらっしゃると思います。
昔読んだ伊坂幸太郎さんの著作の内容をかなり忘れているような私が色々と書いてしまい、大変失礼いたしました。すみませんでした。

 

 

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

PK (講談社文庫)

 

haruno-koukichi.hatenablog.com