こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

いい本を読んだ

勘違いして借りた本がとても良い本だった。
「13坪の本屋の奇跡」

13坪の本屋の奇跡 「闘い、そしてつながる」隆祥館書店の70年

 

どれくらい前か忘れたが、店長さんが選んだ本をお客さんに届けるという書店がテレビで紹介されていた。(お客さんは内容の希望を多少は伝えるのかもしれないが、店長さんを信頼しどんな本が届くのか知らないまま店長さんチョイスの本を買う。そんな流れだったように思う。)

その書店について書かれたものかと思って図書館で借りた。
読み始めたら全然違った。
でも、読めてよかった。私が全く知らなかった書店「隆祥館書店」について書かれたものだった。

「すごい人たちだなあ」と思った。(お父さんも、娘さんも)
そのすごさにあてられて、自分のちっぽけさが身に染みた。

でも、すごい人はすごい人。私は私。
そういうひけめはすぐ忘れる。近年の私のよいところ。

 

私は本が好きだが、「読書家」「本の虫」と自分で言えるほどの本好きではないので、この本について何かを語る資格はないように自分で思う。安月給なのでなかなか本を買えず、図書館で借りてばかりだし。
でも、(勘違いがもたらしてくれた縁だったが)、この本を手に取ることができて良かったな、と思っている。

私の場合、本は「紙の本」一択。どうしても購入したい時は、結婚前は町の書店一択だったが、今は妻にお願いしてネット通販一択になりつつある。今後、可能な範囲で町の本屋さんに回帰しようと思った。(安月給なので、本はほとんど買えないのが申し訳ないところではある。)

 

ryushokanbook.com

 

この本を読み終わったタイミングで下のこのネットニュースを見た。
この本を読んだ上での今の私と、読んでいなかったとした場合の私では、感想が全然違ったと思う。
それ以前に、この本を読んでいなければ、この見出しのネット記事を開かなかったと思う。

weekly-economist.mainichi.jp