こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

牛乳飲むのを忘れてて

恐れていた日が来てしまった。
いや、恐れるのを忘れていたので来てしまった。

夜寝ていたら、足の親指の付け根が痛み始めた。
「これってもしかして・・・」
多分、痛風だ。

若い頃に一度なった。
父が痛風持ちだったので、知らない病気ではなかった。
「一生薬を飲み続けるのか・・・」と絶望的な気分になったが、その時は軽く済んで数日で痛みと腫れがひいた気がする。

ほっとした。
それでも若かりし私は再発しないようにその時一応色々調べた。
牛乳がいいらしい。
よし、お酒をやめない代わりに牛乳もたくさん飲もう。
というか、それなら焼酎を牛乳で割れば一石二鳥じゃない?
・・・っていうか、親父それ飲んでたな!

親父さん、あなたのせがれはあなたと同じことを考えつくほどの男になってしまいましたよん。
成人前は「俺は大人になっても酒は飲まない」と言っていたあのせがれが(笑)
痛風を避けつつなんとか酒を飲み続けようとする酒へのこの執着(笑)
味はどうでもいい。酔っ払えればそれでいいだけの私。

しかし、そんな若かりし私は、焼酎の牛乳割りを飲むこともなくなり、「冷たいものを飲みたい時は缶チューハイ!」という生活で牛乳を飲むことも減り・・・。
痛風の恐怖を忘れてそのまま10年20年を過ごしてしまったのだ。

先日姉と会った時に姉に驚かれた。
明るいうちから私が日本酒を数時間で600ml空けたので「普段からそんなに飲んでるの?」と聞かれた。
日本酒を600ml飲むことは滅多にないので「いや、普段はないよ」と答えてしまったが、アルコール分でいうとそれに相当するくらいの酒量は私の休日の日常茶飯事になっていた。

今回、足の親指付け根が痛み出したこの夜。
寝る前にわが子に心配されていた。
「お父さんそんなに飲んで大丈夫?」と。
「大丈夫大丈夫。前はお父さん9%の缶チューハイ飲んでたけどね、今は弱くなったから5%のにしてるのよ。
だから大丈夫なのよ。カハッ」
ただ、そう言った時の私はアルコール分10%超のペットボトル量産格安ワインをラッパ飲みしていた最中なのであった。カハッ  ぐびぐび

はい、すみません。
それで痛風になりました。ワインのせいではないと思います。普段の積み重ね。

もう一点挙げると、この日はいつもと違う一日ではあった。
「いただきものの上等な牛肉を食べた日」なのだった。
わがはるのこうきち家の普段の食卓に牛肉は出ない。私が安月給だからだ。
上等な牛肉を食べたまさにその晩にジャスト痛風痛風ビンゴ!
・・・くそう。上等な牛肉め。
でも旨かったから許す。いただきものだし。わが子も妻も喜んでたし。
痛風は余計でしたがね(涙)

 

ただ、妻子は「痛風じゃないんじゃない?」と励ましてくれていた。
「だってさ、首が頸椎椎間板ヘルニアかもって言ってた時は何もなかったでしょ(笑)。今回も『こうきち、大騒ぎしたけど結局何もなかったよの巻』のあのパターンになることを祈ろうよ(ぷぷぷ)」と笑ってくれていた。

昔の私は一般人よりは痛さに強かったはずなのですけどね。
その昔、私がやってたスポーツの試合中に、目の下の頬骨を骨折した私。
するとなんということでしょう敵も味方も全員が「分身の術状態」に!全員が二人ずついるんですよ、全員が!シンクロみたいにペアで同じ動きしやがって!
眼球を動かす筋肉の動きが阻害され左右の目それぞれの映像が脳内で重ならなくなるからという理由を後で知ったが、「なんじゃこりゃ困るよオイ!」
ってことで「分身の術破り!」
片目つぶってつぶったままその後の数十分、試合が終わるまで出続けた私。
何ならその翌週だったか翌翌週だったかの次戦もフル出場した私。
そんな私も今では妻子に「大げさ痛がり君」扱い。
♪ い~たが~り~くん い~たが~り~くん(ガリガリ君風に)
でもまあ今の私は確かにそんな感じか(苦笑)



妻子が実際に「いたがり君の唄」を歌っているわけではないが。昨年末、頸椎椎間板ヘルニアを心配してたら「ただの寝違え肩こり五十肩」だった私なので、私も妻子のいう『こうきち、大騒ぎしたけど結局何もなかったよの巻』のあのパターンを期待した。

なんなら、痛風と診断されるくらいなら、酔っ払って憶えていないだけで足をどこかにぶつけてヒビが入ってたとかの方がいい。
そうだったら良いのだが・・・と期待した。

でも、はい、すみません。
結果は痛風でした。

痛いよ、痛風

 

ここ10年くらい、尿酸値はずっと8.0だった。
正常値は7.0までだったので、たった1.0オーバーは安全圏なのかと思っていた。

今回の痛風の診断を確定させた医師は、今回の私の血液検査結果「尿酸値7.8」を見て、迷いなく言った。
「尿酸値、高い。痛風だ」と。

7.8でも高いんだ!?そうなんだ。

尿酸値高い人は油断しない方がいいですよ。

でも、私の痛風痛風の中では軽い方なのではないかと思っている。
そうであってくれ~

 

でももしお酒を飲めなくなって薬飲み続けになったとしても、診察代&薬代は私の酒代よりは安く済む気がする。
わが家の家計的にはプラスかもしれない。
そう思うことにした。

 

あ、そうそう。分身の術の件。
骨折の炎症が引いたことで眼球を動かす筋肉が阻害されることもなくなり、私の視界は一週間もせずに正常に戻ったように記憶しています。

 

 

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haruno-koukichi.hatenablog.com

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