2024年10月25日(金曜)の夜に「10月28日(月曜)の夜から、お父さんはタッチタイピングの練習を始めようと思う」と家族に宣言した私。
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10月28日(月曜)の午前中。仕事中に首に違和感を覚えた。
「あれ?寝違えたかな?起床してから今までそんな感じはなかったけど・・・?」
ここ数ケ月、仕事で首をひねる動作が著しく増えていたので、そのせいかもしれないと思った。
タッチタイピングの練習を始めようと思っていたのに、よりによって今日この日にこれが起きなくても・・・と思った。
でも、タッチタイピングが原因でないことは明白だったので、その晩「構うものか」と練習をスタートさせた。
首の寝違えの痛みに加えて、人生で経験したことがないような肩こりも始まった。
これまでの人生で経験してこなかったタッチタイピングの練習を初めてやり始めた私だったので、肩こりの方はこのタッチタイピングの練習が原因のようにも思った。
やっていくうちに肩こりが軽減していくことを期待した。
日を重ねるごとに寝違えの痛みと肩こりがひどくなっていった。
頭痛までしてきて、ちょっとした吐き気まで感じた。
「日常的肩こり持ちの人は、普段こんな感じで過ごしているのか?こんな大変な思いで?生活の質、だだ下がりじゃないか・・・」と世の肩こりさんたちに思いをはせると同時に、ままならなくなった自分の首・肩を恨めしく思った。
左胸の上部と、左肩。右手で触った時の触られた感覚がおかしくなっていた。
ここまでくると神経的な何かを疑うようになった。
ネットで調べた結果、「頸椎の椎間板ヘルニア」が候補に挙がった。
寝違えのような痛みが一週間以上続いている。肩こりがひどい。初期症状に当てはまっていた。
首のヘルニア「頚椎椎間板ヘルニア」の原因・症状と治療について |
でも「本当にそんなおおごとなのか?ただの肩こりだったりして?」と、自分でも半信半疑だったので、肩こり軽減に効くとされていた「うちわを持ってのエクササイズ(?)」をやってみた。
「ご高齢の方やご婦人だってうちわでやるのなら、俺は雑誌くらいを持ってやるのがちょうどいいんじゃないか」と勝手にそう思い、雑誌を持ってその「うちわエクササイズ」をやった。
「肩こり軽減して~」と願いながら。
寝る直前、ふと気づくと、左腕が全く上がらなくなっていた。力が入らない。
「悪化したよ・・・。雑誌持ってやるんじゃなかったよ・・・。うちわでやれば良かった・・・」
「頸椎の椎間板ヘルニア」を悪化させてしまったのか。
これはこれで別問題を発生させてしまっての「肩の腱板断裂」なのか。
この晩、寝ていても首・肩・頭がしんどくて、たまたま代休を取れていた翌日午後に病院に行った。
医師の指示でレントゲンを撮ったが「椎間板はレントゲンには映らないので、そこは何とも言えないね~」と医師に言われた。
「椎間板の状態を確認するにはMRI検査が必要なんだよね」と言われた。
「先生としては検査を勧めますか?」と聞くと、「心配は心配だから、やるに越したことはないね」とのこと。
それでMRI検査を予約した。
「予約できるのは早くてもこの日」と言われたのが2週間以上先の日で、たまたまその日も代休を設定していた日だったので、その日に予約して帰った。
「検査代、高くつくんだろうな・・・。でも、予約したことで逆に治ったりして。そういうことって多いよな」
そんなことを思った。
左腕が上がらなくなったことで(ただそれだけの変化で)、生活がとても不便になった。両手で顔が洗えない。いつものくせで左手でシャンプーを受けても、それを頭頂に持っていけない。とても不便だ。
仮に頸椎の椎間板ヘルニアだったとしても、歩行障害や尿コントロール障害が出るくらいでないと手術はしないらしく、「回復は時間任せになるのか・・・。しばらくはずっとこのままか・・・」と暗い気分になった。
そんな日々だったが、毎日30分ほどはタッチタイピングの練習を続けた。
そしてMRI検査の日。
肩こりは完全に消えていた。
左胸上部と左肩の皮膚感覚はちょっとおかしいままだった。
ときどき右脚がじーんとしびれるのが気になったが、頸椎椎間板ヘルニアのネット情報に触れ過ぎた不安ストレス(思い込み)でそうなっているようにも思った。
首は、変な動かし方をした時に電気が走ることが前日まであった。
左腕は上がらないままだった。
「むしろ肩の腱板断裂だけなら手術で直る。その方がわかりやすくていい」
・・・と思っていたが、検査当日の朝、前日までよりは腕が上がるようになっていた。完全に上まで上げることはできないが、自力で少し上がるようになった。
また、以前は右腕の支えで無理やり挙手状態にしても力が入らず「すとっ」と落ちてきていた左腕が、挙げたままの状態でキープできるようになっていた。
MRI検査の結果。
首は年齢相応の老化は見られるものの、椎間板ヘルニアの症状は見当たらない、と。
肩の腱板断裂の不安も伝えていたのだが、医師はその画像はチェックしていなかったようでちょっと気まずそうだったが、右腕の支えで挙手させた左手がその場でキープできているのを確認した医師は、「これなら腱板断裂もないね」と断言した。
というわけで、私の身に起こっていたことはこういう結論となった。
・間が悪すぎる「ただの寝違え」発生。
・人生初体験である「タッチタイピングの練習」による肩こり併発。
・肩こり軽減エクササイズ、「うちわでやれって指定されているのに雑誌を持ってやってしまった馬鹿行為」により、肩に何らかのダメージ。
(状態としては、ほぼ「五十肩」。いわゆる「五十肩」。)
ただの五十肩が残っただけだった。
会社には「今、左腕が上がらない状態です」とだけ報告していた。私の通常業務に支障はなかったが、何か頼まれた時に応えられないと思い、それだけは報告しておいたのだ。
「頸椎の椎間板ヘルニアの恐れがあります」等と言ってしまわなくて良かった。恥をかくところだった。
でも、当初は本当に夜もおちおち寝られない痛み・不快感だった。
大騒ぎして、結果「ただの五十肩」か・・・。
妻子は「おおごとじゃなくてよかったよ」と言ってくれた。まあ、そうだ。
あとは、早く左腕が復活しますように。
でもまあ、そうとわかれば、タッチタイピング、頑張ってもっと練習するぞ~
と、これを書いたのは11月23日のことじゃった・・・。
(「脚が片方だけしびれる」については、ネットで脳梗塞との関係が書かれているのを読んだ。私も一応少し警戒(?)はしている。「この後に実は脳梗塞を発症した」とかの匂わせではないので、そこは皆さまご心配なく。)
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(予約投稿でいったん完成させた後の付け足し:
上がらなかった左腕、11月28日には「バンザイ」できるようになった。
問題が起こる前と比べるとちょっと時間はかかるし、意識して力を込めないといけないが、でも上がるようにはなった。
腕を上げようにも力が入らなくなったあの晩からでいうと3週間ちょい経ってのことだった。ご参考までに、付け足しでした。)