こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

私の名だけ呼ばれなかった

本当はこのへん(↓)の過去記事を読んでいただいた上で今日のこの投稿をお読みいただくのが一番うれしいのだが、それは私のわがままですね。

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甥っ子(私の姉の息子)の結婚式に出席した日の、取るに足らない話。

甥っ子と新婦さん、それぞれの友人たちグループが色々なところで2次飲みをしているとのことで、甥っ子と新婦さんはその全部に顔を出しているようだった。

甥っ子は「最後には両親と兄がいる居酒屋で合流したい。新婦も一緒に行く」と言っているとのことで、私も姉夫婦仕切りの夕食会(2次)、その次の3次飲み、さらに人数が減っての4次飲みまで同行した。
私は甥っ子と飲みたかったのだ。新婦さんとも。

そして、日付が変わった後に、ようやく甥っ子夫妻が無事合流。
楽しく飲んだ。
甥っ子が「会場の新郎席からみんなの姿が見えて感動した・・・」と語り始め、その時の居酒屋の同じテーブルで向かいに座っていたお父さんお母さん(私にとっての姉と義兄)を挙げ、そして隣のテーブルにいた甥っ子の兄の名を挙げ、それからその場に不在の人たち、甥っ子にとっての父方のおじいちゃんおばあちゃんの名を挙げ、母方の祖母(私の母)の名を挙げ、甥っ子にとってのおば(私にとっては義兄の妹さん)の名を挙げ、甥っ子にとってはいとこであるその子供たちの名を一人ずつ挙げ・・・。感動を語ってくれた。

私の名は出てこなかった(笑)
「・・・って、オイオイ。俺の名前、出してもらえなかったぞ!(笑)」と言えばよかったのだが、でもなぜか言えなかった。

甥っ子は私のとなりに座っていてくれたし、私に「ありがと」「ありがと」と何度も言ってくれていた。
ただ言い忘れただけだ。漏れただけだ。甥っ子はそのお店に来る前に相当お酒を飲んだだろうし。
冗談めかして「俺の名も挙げてよ!(笑)」と言えばよかった。でも言えなかった。

学校で集団生活をしていた昔はこういうもやもやが毎日のようにあったなあと昔の感覚を少し思い出した。
そんな夜だった。

(ブログには書いていないしこれからも書かないが、他にも「へ?(ずずーん)」となる出来事があった。人が多く集まるとそういうことは不可避のように思う。)

でも逆に、そのことで今回思った。
わがこうきち家に帰り着いた時。妻子の顔を見ることができた時。
当たり前だけど「ああ、ここが俺のホームだ」と思った。ほっとした。「妻子、ありがとう」と思った。

妻子ありがとう。心からそう思った。そして、実際にそう伝えたのだった。