こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

「銀牙 - 流れ星 銀 - 」

銀牙ー流れ星銀ー 13 (ジャンプコミックス)

週刊少年ジャンプで連載されていた「銀牙 -  流れ星 銀  -」が好きでした。

銀牙の話をする前に、同時期に連載されていた「北斗の拳」の話を先に。
わが子が北斗の拳の「アニメ版(数十年前に放送されていたもの)」に興味を持ったようだったので、「いや、『北斗の拳』はアニメ版より断然コミックスの方がいいよ」と思った私は、愛蔵の単行本全27巻をわが子に差し出しました。
わが子、「おもしろい!」と全部読みました^^
北斗の拳の話ができる仲間が身近にできてうれしかったです。
・・・ただ、わが子はもう「『北斗の拳』熱」は冷めたようですが(^^;

北斗の拳といえば、作者のお二人は「ラオウとの決着」をもって当然完結と思っていたらしいですよね。
同じジャンプ連載作でも「スラムダンク」はストーリーの絶頂・作者が望む形で完結できたのだと思うのですが、それ以前のジャンプは人気作はなかなか終わらせてもらえなかった事実があったように思います。

それで「銀牙
私、この漫画も好きで、単行本を買ってもらえていました。
お小遣いとは別に「北斗の拳」と「銀牙」のこの2作だけは単行本を買ってもらえていたように記憶しています。

銀牙ではリキがかっこいいのは当然として、私はベンがひいきでした。
モス軍団との戦いでベンが「あんな目」に遭った時は、「ベン、大丈夫なのか?!」と次週の展開が待ち遠しくてたまりませんでした。
その頃の気持ちを久しぶりに思い出しました。

それで、この「銀牙」も当時アニメ化されるくらい人気が出ましたので、「北斗の拳」同様、作者が本来予定していた「完結」をさせてもらえなかったんじゃないかな・・・と思っています。

それで、「そう言えば俺、『銀牙』の単行本を改変して完結させたんだよな・・・」と思い出して、「私にとっての最終巻(13巻。購入はそこまで)」を引っ張り出して読んでみました。
172ページから174ページまでの犬たちのセリフ、「この先の新展開を想起させる部分」は私が全部黒く塗りつぶしていました。
裏にまでにじまないように水性ペンを選んでいるところが我ながらグッジョブ。

そして、犬たちのふきだしの余白に私が独自にセリフを書き加え・・・。
何も違和感なく、当初からの作者の予定通り(?)の「完結!」となっていました。

宿敵赤カブトとの戦いが単行本13巻できっちり終わっていたことも幸いしました。
(決着が巻の途中ですと、新展開が始まってしまいますしね。「北斗の拳」の16巻みたいに。)

それで、妻とわが子に銀牙のこの話をしてみましたら、「その最終巻のその部分だけ見せてみなさい」ということになり、見せました。
妻とわが子、呼吸がうまくできないくらいの勢いで爆笑していました・・・。

「セリフが黒く塗りつぶされている漫画単行本、初めて見た!」から始まり、私が書き足した総大将リキのセリフが
「パクリだ!ラオウのパクリだ!!」
というのが笑いの理由らしかったです。

ラオウの有名なあのセリフと全く同じじゃないですよ・・・
私がリキに言わせた「我が生涯に・・・悔いはない・・・」がツボに入りまくったようでした・・・。

 

※作者の高橋よしひろさん、私個人所蔵の単行本とはいえ、勝手に書き換えてすみませんでした(^^;
私、13巻までの、「あそこまでの銀牙」が本当に好きだったもので・・・。すみませんでしたm(_   _)m