深夜食堂 - こうきちの小屋　はるのこうきち雑記ノート

はるのこうきちと申します。「将来、絵本作家になれたらいいなあ・・・」と思っているおじさんです。

ドラマ「深夜食堂」
テレビでやってくれていた第三部までは（リアルタイムで）観ることができました。
映画も一作目は観ました。

妻はこのドラマのオープニング曲について「寂しげだねえ。よくこれを一人の部屋で聴けていたねえ」と言っていますが、この歌に関していえば、その寂しげさがよくないですか？と思います。

ドラマ自体は寂しいものでもなかったですしね＾＾

歌でいうと、エンディング曲は第三部の「ヤキモチ」（高橋優さん）が好きでした。
でも、この先もし妻が先立ってしまったら、かなしくて聴けないかもしれない（涙）

第二部の福原希己江さんの挿入歌「できること」もしみました。
（第二部第一話（トータル第十一話）「再び赤いウインナー」にて。）

私、本当に「深夜食堂」が好きなので、冷やかしではないのですが、一つだけ疑問を述べてよいでしょうか。
（その前に、私はテレビドラマの「深夜食堂」にずいぶん助けられました。
放送中は、週に一度の次回の放送が楽しみで、日々の励みをもらっていました。
最終回まで放送され週一放送が終わった後も、寝床に入る前に録画で残しておいた「深夜食堂」を観ながらお酒を飲み、「めしや」で飲ませてもらっているような気分になってから就寝することも多々ありました。毎日そうだった時期もあります。一番繰り返し観たのは第二部第三話「あさりの酒蒸し」ですかねえ。この回、キャラ的には私の母とはイコールではない母親が登場しますが、「私の母もこういう気概で育ててくれたんだろうなあ」という感謝の思いがこみ上げる回でした。第三部五話「春雨サラダ」の回も大好きでした。この回も繰り返し観ました。）

それくらい深夜食堂が好きだった私が、一つ納得できないこと。

福原希己江さんの挿入歌「できること」、ものすごくいいんです。
この歌が流れる場面に出ている刑事さんもすごく好きなんです、私。
歌がよくて、刑事さんの気持ちもわかるので、実際、ホロっと来るんです。
でも、刑事さん、「ここでそれはダメじゃないですか？！」と思うんです。

原作漫画を読んでいないので、違う解釈が正解なのかもしれません。
かつ、映像のドラマ内でも、私の意見が正しい根拠は示せないのですが。

ネットを見ればこの回のストーリーはすぐわかると思いますが、私が「ネタばれ（？）」を書きたくはないので、深夜食堂を（特にこの回を）知らない人には「？」が続く表現になること、ご容赦ください。

刑事さんの高校時代からの「想い人」だった女性（高校生当時、同じ野球部に所属。女性はマネージャーでした）、その女性は今、「入院中」という状況にあります。
そのことに関連した今後のことを、その女性は夫さん（刑事さんではない人）と相談をしたのではないかと思うのです。
特に、息子くんにどう伝えるか、等。
相談して、おそらく夫婦での方針は決まっているくらいの頃だと思うんです。

それを、刑事さんがあのタイミングでああいうことになっていいのでしょうか？
（私、この刑事さん、好きなんですよ。）

家族がこれから向き合っていかなければならないこと。それに関連して、家族で（夫婦が）何かしら決めたかもしれないこと。
それを家族でもない人間が横から入ってきて全部台無しにするような（そういう結果になりかねない）あの時のありようは、私は駄目だと思います。

あんなことになるのなら、刑事さんはこのタイミングでは、あの場所に行ってはいけないと思います。

彼らは高校時代のかけがえのない仲間、あるいはそれ以上の縁なのでしょう。
その女性だって、刑事さんのその日の配慮には感謝していると思います。

でも、あの少年と夫さんのことを思うと（そして、私はこの刑事さんが好きなので）、あの場面は「この刑事さんのファンが肩身のせまい思いをしないで済むような、そんな描き方をしてほしかったな～」、と思ってしまっています。

でも、悔しいことにこれはこれで名シーンとされているんですよね。というか、名シーンなんですよね。
でも、私はちょっとだけ、このシーンが納得できないのです。

プロの皆さんの作品なので、「全部承知の上」だったら、退散！ですけどね（汗）

「刑事さん、ここでこれは駄目ですよね。制作側もそんなことはわかっていますよ（笑）
高校時代の仲間のことしか考えてなくてさ。夫さんとか少年のことは全く考えてなくてさ。
でも、それも人間なんですよね。『愛すべき人間』でしょ？」というような感じ？

深夜食堂にはいろいろな愛すべきダメ人間さんも出てきますから、これが正解だったりして（汗）

わけがわからなくて、すみませんでした（＾＾；