はるのこうきちと申します。「将来、絵本作家になれたらいいなあ・・・」と思っているおじさんです。
妻のお母さんが数年前に亡くなりました。
(私にとって義理の)お父さん(お義父さん)は、連れ合いが亡くなったというただそれだけでも大変なはずなのに、お義母さんの死後、お義父さんの周囲がごたごたごたごたしてしまいました。
「お母さんの死に対してちゃんと悲しむだけ悲しむべき時に、お父さんはきちんと悲しめなかったんじゃないかな・・・」
「もっときちんと悲しませてあげたかった。周囲のごたごたが本当にうらめしいです」
妻がそう言っていました。私もそう思いました。
お義父さんは「俺はもういつ逝ってもいいんだ」と、この先の人生を投げやりになっているんだそうです。
妻はもちろんそんなお父さんをとても心配しています。
思い出せば。私と妻の結婚に際して。
お義父さんは、お義父さんにとっては愛娘(である私の妻)とこんな私の結婚を、何の条件も何の心配も何の嫌味(?)も、私が「うっ」となるようなことを本当に何も提示することなく、ただ「娘をよろしく」と認めてくれました。
(お義母さんもその隣で笑ってくれていました。)
二人には、感謝しても、し切れません。
お義父さん。
悲しくてやりきれない日々でしょうが、今からでも、改めて、悲しむだけ悲しんでほしいな・・・、と思います。
「もっと悲しんでよかったはずの期間に、周囲から悲しむことを邪魔された」、そんなお義父さんに届けたい歌です。
スターダストレビュー「木蘭の涙」
もちろんこの歌でなくてもいいのですが、お義父さんが改めて一度、とことん、「もう一滴も涙が出ません」というところまで泣ければいいのにな・・・とそんなことを思っています。
涙がもう出ないなんてことは絶対にないかもしれませんが。
私は実の息子ではありませんから、このことは口には出さず「思うだけ」にしています。
でも・・・「いつか、状況が許せば『木蘭の涙』をお義父さんに届けてあげてほしい」
それは妻に言ってみるかもしれません。