こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

甥っ子(兄)に感銘を受けた話

先日、甥っ子の結婚式に参加した。

甥っ子夫妻、しあわせにね^^ - こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート


その時に、かなり感銘を受けたというか、「おぉぉ・・・」と思ったことがあった。

実は、出産したばかりの姪と今回結婚式を挙げた甥の間には、もう一人甥っ子(兄)がいる。

高齢の親族(はっきり書いてしまうと私の母)は、今の世の中のデリカシー感覚にどうしても疎いので、甥っ子(兄)に「次は〇〇の結婚の番だね」という発言を連発していた。

甥っ子(兄)は嫌な顔もせず、「いや、あのね、それを一度言われる度に婚期が2年遅れるって話があるよ?今日だけで何十年婚期が遅れたことか(笑)」と笑顔で返していた。大人だ。そして、やさしい。そして、聡明だ。

私の母は「じゃあこれ以上言うわけにはいかないね・・・」とその手の発言を完全に封印した。言われていた側が、優しい伝え方で封印させたと言っていい結果。

本当は、言われた側のそういう努力無しで、最初からそういう発言が無い方がいいに決まっている。

でも、それを「不機嫌」「不愉快」「悲しさ」という形で相手に伝えるのではなく、ユーモアを交えて私の母の言動に影響を与えた甥っ子(兄)を、私は素晴らしく思った。甥っ子(兄)、大人だな・・・。君は大人だ^^

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姪甥甥の「自称だんご3兄弟」がまだ子どもだった頃。姉一家のイベント旅行に誘ってもらえたことがあって、私も同行させてもらった。とてもとても楽しい数日間。

最後、私だけ別方向に帰るということで、お別れの時が来た時。最初に(そしてその時でいうと唯一)顔をくしゃっとさせて泣き始めてくれたのがこの甥っ子(兄)だった。それがとてもうれしかったことを今でも憶えている。ありがとう甥っ子^^

 

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余談ですが、世の中での色々なハラスメントに対して「ユーモアで対応しましょうよ」と声高に言うつもりは私にはありません。
明らかに問題がある時は、毅然とした態度を取っていい、取るべきだと思います。

 でもこの日の甥っ子の対応は本当にすごいなと私は思いました。
私が甥っ子の年令だった頃を考えると、私では甥っ子のような対応はできなかったと思います。
すごいです、甥っ子^^

 

(後日追記:2024年5月9日
今日これから追加するこういう内容を付けないと、甥っ子(兄)に失礼なんじゃないかと思い、それで書いています。

甥っ子(兄)は「次は〇〇が結婚する番だね」と言われても、嫌な気持ちはなかったかもしれません。

発表していないだけで「結婚を約束した恋人(or強く意識している恋人)」がいるのかもしれません。
そこまでではなくても「結婚するならこの人なのかもしれないな」という感じの恋人がいるのかもしれません。
甥っ子(兄)は「普通にモテるだろうな」という男ですから。

私がかつて「結婚する気があるのに結婚できない期間が長かった男」だったので、そういう時期に結婚のことを言われるのが嫌だったという、私基準で記事本編の話を書き進めてしまいました。

ただ、甥っ子(兄)はそうではなくても、男女問わずかつての私と同じような人はそれなりにいるだろうとは思います。
あるいは、今の世の中だと、「結婚する気はさらさらない」という人が「結婚はまだ?」と聞かれる度に「余計なお世話!うるさいわい!」と怒りに震えているというようなこともネットでよく目にします。(特に女性に多いのかな。)

だから、甥っ子(兄)としては、「自分は嫌な思いはしていないけど、おばあちゃんがよそで同じようなことを言ってしまわないように」という、そういう気持ちはあったかもしれないです。
祖母が素直に受け入れられるようなユーモアあふれる言い方でそれを伝えたという意味で、「甥っ子、すごい」という感想は変わりません。甥っ子、すごいな。

 

孫の言葉をそのまんま受け取ったのか、真意を察したのか。
その後、その話題を封印した私の母も「うん、なかなかいいじゃない^^」と思います。
人は間違える。改められればそれで良し。ですよね。

後日追記、おしまいです。)

 

 

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