こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

「お笑い小話」のつもりが「大真面目なお話」に

はるのこうきちと申します。「将来、絵本作家になれたらいいなあ・・・」と思っているおじさんです。

最初、文章の1ブロックほど、抽象的な表現が続きます。わかりにくいと思います。すみません。

私たち夫婦に起こった実話を「これはウケるのでは?」と思い、お笑い小話としていったん完成させました。
でも、「これを読むと複雑な心境になる人がいるんだな・・・」ということに思い当たったので、いったん投稿を完全に頭から消しました。

でも・・・、それら全てを説明した上で投稿するのであれば、先ほどの「複雑な心境になる人」にとってもプラスになる投稿なのではないかと思い、投稿することにしました。

夫婦間で起こった笑い話は、夫婦という限定された空間でのことでした。
話の構成としては「一番わかっているはずの人が勘違いしたら、おかしいよね(笑)」という形のもので、「あなたが一番わかるでしょ!」というツッコミが入って終わりのものです。
妻にも私にも(特に妻には)誰かを傷つける意思がなかったことはご理解ください。

この投稿でもし不快になる人がいたら、その全責任は私にあります。
夫婦間のたわいのない会話をネット上に上げることを(妻への相談も報告もなく)独断で決めたのは私です。

以下、お笑い小話として完成させたものです。(実話)

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タイトル【浮気じゃないよ?】

わが子が生まれた時のお話です。

私たち日本人(or アジア人)の場合は大抵そうだと思うのですが、わが子は生まれた直後、「おさるさん状態(?)」でした。
(「猿」ではないんですけど、定着した表現として、まあ。)

その後、「里芋期(じゃがいも期?)」を経て、「もちもち肉まんじゅう期」に入った頃、私はあることに気がつきました。

「私に超似ている。もっと言えば、私だけに超似ている」
ちょっと混乱して、「妻は浮気したのか?」と思いました。(本当です。)

違いますよね(笑)

「あのさ、俺さ(笑)」って、妻にこの話をしたら、妻が言いました。
「私も同じこと思ったのよねえ。
『あまりにも私の遺伝子が見当たらなさ過ぎる。もしかしたら私、浮気されたんじゃない?』って」

・・・違いますよね(笑)

あなたがお腹で育てて、あなたが生んだんですよ(笑)

理屈で証明できることで、よかったです(^-^)

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以上です。
ちょっと面白くないですか^^

でも、よく考えると、生命の科学技術がずいぶん進んだ今、卵子の凍結や、他人の卵子を譲り受けて、それで出産にいたるケース等は世界にはもう実際にあります。

「母親が自分の遺伝子を有していない子を出産するケース」は、ある。
今後、世界ではもっと増えるかもしれない。
日本でももう認められているのだそうです。

逆もあります。遺伝上は完全な実子でも、代理出産だった場合、今の日本では親子と認められない。
(これで国と戦った方がいます。そっとしておいてほしい時だったら、申し訳なく思います。)

うかつなことをうかつにいうと、誰かを傷つけてしまうのかもしれない。

今回の記事作成で、それを自戒も込めて思いました。

世間では、「言った本人には全く悪気がなく」誰かを傷つける言葉があふれていように思います。

「結婚する気がない人」ではなく、「結婚する気があるのに結婚できない人」に「なんで結婚しないの?」というと、傷つく人はいます。私もそうでした。

「結婚したいのに、できてないんだよ!!」っていうプライドの問題や、成就しなかった恋愛の古傷えぐり。
「病気を抱えているから、結婚に踏み切れずにいる」、そういう人もいると思います。
LGBTで「制度上の結婚」ができず苦しんでる人たちの記事もよく見るようになりました。
他にもいろいろあると思います。職業。年収。国籍。年齢差。まだまだいろいろ?

結婚の話題では「高望みし過ぎなんじゃない?」というような感じで、相手を一応立てているつもりで、相手を傷つけているとは全然思っていない人も多いのだと思います。

「結婚する気がない人」が相手であっても、「なんで結婚しないの?」は相手にとっては不愉快だと思います。
「結婚していないと不幸なんですか?別にいいじゃないですか」と。

結婚以外では、出産もデリケートな話題なんだと思います、本来なら。
「おめでたはまだ?」
「二人目は?」
「二人目作ってあげないと、一人っ子だとかわいそうだろ」

余計なお世話ですね。
よその家庭のことに余計なことは言わなくていいじゃないですか。
色々な理由による不妊。経済的事情。LGBT。流産。

帝王切開なのね」もいらないですよね。

私は、子供については職場の年配の先輩男性から一度だけ「二人目、早く作ったほうがいいよ」と言われただけで、あとはそういうものに遭遇したことはないのですが、世の中にはそういうデリカシーのない他人の言動で傷ついている人がたくさんいるんだろうな、と思っています。

ただ、私も、これまでの人生でたくさん人を傷つけてきました。
具体例を伴った自覚があります。
本当は、人のことをいう資格は全然ないです。

このブログでも、色んな方を不快にさせてしまっているかもしれません。今後も不快にさせてしまうかもしれません。
そうだったとしたら、申し訳なく思います。

そんな自分のことを棚に上げて言っていいならば、
今デリカシーのない人が少しでもそういう部分を改善し、
デリカシーのない人が今後減り、
そういうことで傷つく人が少しでも減ればよいなと願っています。