こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

父が連れて行ってくれた「ピザ専門店」

今はもう無いからこそ、そう感じるのかもしれません。

お題「思い出の場所」

 

私が子どもの頃は、今のようにデリバリーピザもなく、冷凍ピザも冷蔵ピザもなく、ピザは滅多に食べられないものでした。

私の実家の近郊に、ちょっと洒落た感じのピザ専門店がありました。
店構えも重厚で、接客スタッフもパリッとした服装で決めているようなお店でした。

父は何事にも物怖じしない人だったので(営業職で色んな場に慣れていたのかもしれませんが)、そんなお洒落なお店に時々連れていってくれました。
家族全員で行ったこともあるはずですが、休日に私が父の用事に同行し「昼は二人でどこかで済ませてきてね」と母公認の日に、父はよくそこを選んでくれていたように思います。
当時はそこでしか食べられなかった気もする「ピザなるもの」。
当時の私にはとてつもないご馳走でした。
そのお店のピザ、今食べても「私にとっては」最高ランクのピザのように思います。
お店が無いので、もう食すことは叶わないのですが・・・。

近年、デリバリーピザも、スーパーで買えるピザも、すごいレベルですものね。そのお店は商売が成り立たなくなってしまったのでしょうね。時代ですね。

私は食通ではないので、そのピザ専門店のピザについて、何がその香り・その味をもたらしていたのかわからないのですが、ちょっと独特でした。
何年かに一回くらいのペースで現在も同じ感じのピザに出会うことがあります。
「あ、この感じ、なつかしい・・・」
そういうピザに出会うと、父が連れていってくれたあのピザ専門店を思い出します。店内の様子も。今の私よりも少し年下の、当時の父の姿も。

食通ではないので、何がその味・香りをもたらしているのかは今もわからずじまいですが、それは判明しないままでいいように思っています。
そのピザ専門店に連れていってもらっていたのは中学時代・高校時代だったので、そのピザ専門店のことを思い出すと、当時の苦い日々まで一緒に思い出すような面もあり(苦笑)

「何年かに一回」くらいのペースでなつかしく思い出すのがちょうどいい、そんな思い出のピザ専門店の話でした。

 

 

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上に貼り付けた「Amazon商品紹介」のピザは、本記事とは無関係です。おいしそうだったので、貼り付けさせていただきました。