運動会が大嫌いでした。でも、運動会の日のお弁当は好きでした。
母は「運動会の日くらいは」と子どもの好みを優先してくれたようで、主食は「栗ご飯」でした。栗がごろごろ入っていました。特別感が尋常じゃなかったです。父は好んでいなかったのですが(笑)
メインはエビフライ。
でも、私が子どもの頃は今のような大きなエビが売っていなかったのか、うちが貧乏だったのか(?)、「小さいエビ」のエビフライでした。(理由は多分前者です。)
それで、そのエビフライ、アジフライと同じように「開き」の形でした。
アジフライの三分の一くらいの大きさの「エビ(の開き)のフライ」
私は多分高校を卒業するまで、エビフライというものは「そういうものだ」と思っていました(笑)
揚げやすかったのか、「少しでも大きく見えるように食べ応えがあるように」という工夫だったのか。私が息子として所属していた家族での、当時のエビフライは常にその形でした。
私の父は料理上手で父担当の料理が多々あり、母から「これはお父さんが作った方がおいしく仕上がるからね~、お願いね~」と頼まれると「ブタもおだてりゃ木に登る~ってか^^」と言いながらも、嬉しそうに料理していました。
そんな父も「お母さんのフライと天ぷらは天下一品だな」と褒めて、揚げ物には一切、手を出しませんでした。
母のフライ、実際、おいしかったです。カラッと揚がってて、色も本当にきれいなきつね色で。
私にとって思い出の食べ物といえば、この「エビ(の開き)のフライ」かな・・・と思います。
過去記事のこちらも、思い出の食べ物といえば思い出の食べ物です。
haruno-koukichi.hatenablog.com