こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

パズーは背中に感じてた(by宮崎駿さん)(「天空の城ラピュタ」)

天空の城ラピュタの「バルス!」を言える人は多いと思います。

「リテ・ラトバリタ・ウルス/アリアロス・バル・ネトリール」(我を助けよ。光よ甦れ)
少年時代にこれを憶えて、今でもきっちり唱えられるおじさん、こうきちです。

「月刊Cut」という雑誌の「平成21年(2009年)12月号」。(私はブックオフで見つけて350円で買えました^^)
P40から「宮崎駿40000字インタビュー」という記事がありまして。
いや~、私には難解でした(汗)。

でも、そんな私でも「む!?」っと反応できた、ラピュタについての宮崎駿さんのコメント部分(タイガーモス号から伸びた偵察凧でのシーンについて)。
それを紹介させていただきます。

「ーーーいや、こんなこと言うのやめなさいって言われたこともあるんですけどーーーアニメーターが描いてきた絵を見たらね、シータが後ろからかじりついてるんですけど、ぼくは(こんなんじゃ※)かじりついてないって言ったんですよ。ちゃんとね、娘の胸の膨らみをパズーは感じているんだって、だから毅然としてるんだっていうことを考えないで描いてるだろうって言ったら『あっ、そうっすね』っていうから(笑)、『そういう想いを込めて描け』って言ったんですけど」

【 ※の(こんなんじゃ)はこうきちによる補足】

パズー、ちゃんとシータの胸の膨らみを感じていたんですって。
だから毅然として頑張ったんですって。

いえ、世の中は多様化していますから、必ず「男性が女性を守るべし」という時代ではないかもしれません。
でも、パズーとシータについては、パズーがそう心を奮い立たせたこと、尊重しませんか?!・・・と私が呼びかけることでもないですが(^^;

そして、自分に置き換えた時。
直接的に生命の危機に直面するような場面では、自分よりも体力的に弱き者(私の場合は妻とわが子)を守るべく頑張れる自分でありたい・・・と「私の場合」は思いました。
全く運動できていない今の私ではちょっと心もとないですけどね・・・。寝床で寝返りしようとしただけなのに腹筋だったり腿の裏だったりがつってしまうこの体では(^^;

話は変わりますが、ラピュタではラストシーンでシータもパズーも無事だとわかった時に、「整備士の怖いおっちゃん」が(おっちゃんだけでしたが)「小僧だ!」と言ってくれていたのがうれしかったです。

少年時代の私、恥ずかしながらシータに恋しました。
でも、それと同じくらいにパズーも好きでした。自分がパズーみたいな少年だったら良かったのに・・・とパズーに惹かれました。

パズー。
シータをゴンドアに送り届けたら、そのまま一緒に人生を送ればいいのにね^^

 

小説 天空の城ラピュタ〈後篇〉 (アニメージュ文庫)

Cut (カット) 2009年 12月号 [雑誌]

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