こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

作品I「おならとうさん」

はるのこうきちと申します。「将来、絵本作家になれたらいいなあ・・・」と思っているおじさんです。

 

この「作品I」のテキストは2021年初頭に完成しましたが、このテキストはまだどのコンテストにも送ったことがありません。

全編を通して「おふざけ調」です。
小学生男子に喜んでもらえる気がする内容です(笑)

ただ、そんなおふざけ調の内容ですが、自分の中での書き始めの起点は、「困っている人を見かけたのに何もしてやれなかった時の悔恨」です。

私が高校生の頃でしょうか。私は、たしか父が運転する車のその助手席に乗っていました。
片側2車線で、私が乗った車は歩道寄りではなく中央車線側を走っていました。

歩道に面してといえば面してですが、ちょっと奥に病院があり、歩道から病院へと上っていく傾斜を車椅子の外国人男性が自力で上っていこうとし、途中で力尽きて車道側にずるずると下がってきてしまっていました。
(スロープなどではなく、その時のそれは「傾斜」でした。近くに人はいないように見えました。)

外国人男性の車椅子は車道寸前で何とか止まり、事故にはなりませんでしたが、「次チャレンジしても上れないのでは?」と心配になりました。

でも、私は「父さん、ちょっと車を止めて!」とも言えず、車はその場から離れていきました。

話は変わりますが、私の父は、自分が一人で運転している時に、道端でヒッチハイクを希望していた見ず知らずの男性を車に招き入れて100kmくらい乗せてあげたことがあるような人なので、その車椅子男性に気づいていたら、なんとかしようと行動を起こしたかもしれないこと、一応補足させてください。父は車椅子男性のピンチに気づいてなかったと思います。)

当日のテレビニュースでも、翌日の新聞にも、その病院前で交通事故があったとの報道はなかったので、ホッとしました。

この時のことがあり、目の前で困っている人がいたら(私の微力でも力になれそうなのであれば)、次は動ける自分でありたいと思っています。

・・・と、そういうことが起点になって書き上げた絵本テキストですが、そんな真面目な気持ちが起点だったとは誰一人思わないであろうおふざけ物語に仕上がってしまいました(笑)。

この絵本テキスト内で設定したその「困りごと」は、先ほど書いたような深刻なものではありませんので、ご安心(?)ください。

 

 

 

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