「こっちがほんとのじぶんだよ～ん」（作：はるの こうきち）
こどものきみたちにつたえたい
おとうさんおかあさんはこんなきもちで
ひび
がんばってくれているのかもしれないよ
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おとなのみなさん
まいにちおつかれさまです
こんなだったり
こんなだったり
こんなだったりする
ひどいかいしゃなら
やめたほうがいいけれど
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そこまでひどいかいしゃではない
でも･･･いやなじょうしがいたりする
じぶんのほうが「かたがき（ちい）」がしたなだけで
じつりょくがうえなら
いちどはんげきしてみたら？
そうもいかないか
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かたがきがしたなだけじゃなくて
じつりょくでもまけているのをみとめざるをえないばあい
ざいりょうはおなじなのに
そいつがつくったりょうりの方が
だんぜんおいしかったり
そいつがせつめいしたほうが
おきゃくさまがうっとりほいほいと
しょうひんをかっていってくれたり
そいつがてがけたせいひんのほうが
だんぜんせいのうがよかったり
じつりょくでもまけているのはみとめます
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でも
そんないいかたしなくても
そんなことまでいわれなくてもって
おもうことはありますよね
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じつは
しごとでまけているのは「仮」のすがたで
ほんとうは
せかいをすくうスーパーヒーローなのです
こどもたちのあこがれの覆面スターなのです
そんなものがたりなら痛快だけど
そんなはなしは
そうそうなくて
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スーパーヒーローじゃなくても
しごとでまけているあなただって
いえではたよりにされてあいされている
おとうさんおかあさんだったり
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むかしからのともだちにこころからしんらいされているしんゆうだったり
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おなじしゅみのひとから
さいこうのあいぼうとおもわれていたり
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じぶんのしゅみをたのしんでいるときのじぶんは
だいすきだったり
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ほんとのじぶんはこっちだよ～んって
かいしゃで
しごとで
いやなことがあったら
こころのなかで
アッカンベーしてやりましょう
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こどもたちのみんな
きみのおとうさんおかあさんは
きみにごはんをたべさせるために
こんなきもちで
がんばってくれているのかも
しれないよ
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きみも
いやなことがあったら
こっちのじぶんがほんとだよ～んって
アッカンベ～って
こころのなかで
おもってあげていいからね
（いけないことしてしかられているときはだめだぞう）
（おしまい）
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