こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

短編集「とかげ」吉本ばなな

「好きな小説」というお題が出ていた。(お題には参加しない。)


私のこのブログでも好きだった小説を何冊か挙げてきた。

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最近読んだ物以外でいうと、
「流星ワゴン」「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」「夜のピクニック」「ぼくのメジャースプーン」「69」等。

でも、今改めて「好きな小説」を挙げるとしたら何だろう?
で、思い出したのがこの一冊だった。

 

短編集「とかげ」吉本ばなな

とかげ (新潮文庫)

www.shinchosha.co.jp

 

かつて所蔵していた。
とても好きだった記憶がある。
でも、今はもう私の本棚には無い。
読み返してみたい。
表題作でもある「とかげ」と、あとは「血と水」が特に好きだった。

一時期、吉本ばななさんの本を結構持っていた。
ばななさんのようなスピリチュアル感覚を持っていない私がばななさんの本を好み過ぎて読み過ぎてスピリチュアルに傾倒してしまうとまずいのでは。
そう自分で心配になり、ある時期に全て図書館に寄贈した。
「とかげ」だけは残したかったが、その一冊があるとまた回帰しそうで、それも手放した。

「とかげ」に収録されていた短編たち。
私の人生と重なるわけでもないのに、妙にしっくり来た。自分ではそう思った。好きだった。

一つ前の私の投稿は、私の性格の悪さがとても表れていて、そんな私が「『とかげ』が好きだった」なんて書くと、ばななさんのファンから嫌がられそうだが。
でも、好きだったのだ。