こうきちの小屋 はるのこうきち雑記ノート

抱きまくら抱きしめて眠るおじさんの日々

たけのこ

先日、「上等なたけのこ」をいただいた。たけのこ農家さんが育てたたけのこ。

妻が調理してくれた。

上等なたけのこだと「刺身」という食べ方があるのを、妻と結婚して初めて知った。
おいしい。

煮物もおいしい。

私としては、バター醤油で焼いたものが一番好きだ。
ほくほくしていた。
たけのこに対して「ほくほく」なんて表現を使う日が来ようとは。
でも、本当にほくほくしている。恐るべし、上等なたけのこ。

 

こどもの頃、私の両親がばあちゃんちの近くで野生のたけのこを掘り出し、それを「うすく・小さく」カットして、バター醤油で炒めたり、きんぴらに仕上げたりしてくれた。私にはあれも絶品だった。あれは思い出の味だ。

思い出のたけのこも上等たけのこも、両方おいしい。

 

上等たけのこは義理のお父さん(義とうさん)が送ってきてくれた。

義かあさんが亡くなる前、毎年一緒に買いに行っていたそうだ。
「私が死んでもこのたけのこ、毎年送ってあげてね」
義かあさんは義とうさんにそう言い遺してくれたとのこと。

義とうさんが、たけのこ農家さんまでの道中、義かあさんを感じられたことを祈ります。

ありがとうございます。義とうさん、義かあさん。

おかげさまで、私たちはしあわせにやっています。

 

 

 

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